紀要『日本哲学史研究』バックナンバー

『日本哲学史研究』は創刊号から最新号までの全号を、「京都大学学術情報リポジトリ KURENAI紅」でご参照頂けます。

https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/250523

 

第20号

表紙

全文

目次

  • D. T. Suzuki’s Pilgrimage to Buddhist Sites in the Republic of China, 1934 ―― Michiko Yusa PDF
  • 西田の「純粋経験」を考える ——フッサールのドクサと仏教のシュラッダーを手掛かりにして ―― 氣多雅子 PDF

  • 美、悲哀、もののあはれ——西田哲学と感情 ―― 小林信之 PDF

  • 「媒介」概念の可能性 ——現代的コンテクストにおける田辺哲学 ―― 田口茂 PDF

  • 現象学と同一律のはざまで——九鬼周造の哲学 ―― シモン・エベルソルト PDF

  • 西田幾多郎の前期哲学における身体の意義 ——「純粋経験」および「自覚」における意志との関係から ―― 真田萌依 PDF

 

第19号

表紙

全文

目次

  • 田辺哲学と「歴史的理性批判」 ―― 牧野英二 PDF

  • ハイデガーと東アジアの対話 ―― 嶺秀樹 PDF

書評

  • 「人類学的思考」と、「東洋/日本哲学」との斬り結びの可能性にむけて

――ティム・インゴルド 『生きていること 動く、知る、記述する』(柴田崇/野中哲士/佐古仁志/原島大輔/青山慶/柳澤田実訳、左右社、二〇二一年十一月十日刊)を出発点に ―― 稲賀繁美 PDF

第18号

表紙

全文

目次

特集 日本哲学と科学

  • 近代日本における科学論の展開 ―― 科学と国家の関わりをめぐる議論を中心に ―― 岡本拓司 PDF

  • 社会に「質」なる目標を与える「型」―― Art-Science Link Worker:実感する実践者たち ―― 富田直秀・森川健太郎 PDF

  •  生命と「わかる」の数理モデル化の試み ―― 森川健太郎・富田直秀・井上康博 PDF

  •  未来共創の哲学 ――「自己・非自己循環理論」の提唱から、「大統一生命理論」の構築 ―― 村瀬雅俊・村瀬智子 PDF

  • 日本における「看護の哲学」の展開と現状 ――看護大学の哲学教員として―――― 浅見洋 PDF

  • 日本哲学史におけるフッサールの受容 ―― 浜渦辰二 PDF

  • 書評 藤田正勝著 『人間・西田幾多郎』

「自己矛盾」と「未完の哲学」―― 藤田正勝『人間・西田幾多郎』を読む―― 岡田勝明 PDF

第17号

表紙

全文

目次

 
 

第16号

表紙

全文

目次

  • 日本哲学とは何か ――その定義と範囲を再考する試み ―― ブレット・デービス PDF
  • 芸術としての器 ――経験と省察 ―― ギュンター・フィガール (藤貫裕訳)PDF
特集 日本哲学と音楽
  • 音楽的時間と西田哲学――椎名亮輔PDF
  • 子どもたちのための哲学音楽論 ――サウンドスケープとユニヴァーサル・デザイン ――今田匡彦 PDF
  • 雅楽のコスモロジーと「近代」―― 日本哲学展開の一背景 ―― 小野真龍 PDF
  • 「あいだ」と「演奏的受動性」――演奏の哲学的分析 ―― 田邉健太郎 PDF
翻訳
  • 西晋一郎『東洋倫理』(英訳・注釈)「学という概念について」―― ダニエル・バーク PDF

  第15号

表紙

全文

目次

  • 西田幾多郎における「表現」思想  ――『善の研究』の成立と転回――  森哲郎 PDF
  • 場所の論理と自己存在の証明 ――西田哲学の現代性――  岡田勝明 PDF
  • 神仏のコスモロジーとしての雅楽  小野真龍 PDF
  • 懺悔道という哲学における責任の問い  ジョン・C・マラルド PDF
  • 内的経験としての「自覚」の形成 ――『善の研究』から『自覚に於ける直観と反省』への歩みについて――  城阪真治 PDF
  • 九鬼周造の時間論における二つの永遠の現在 ――回帰的形而上学的時間における多と一の両立を手引きに――  藤貫裕 PDF

第14号

表紙

全文

目次

  • 前置きPDF
  • 京都学派における「宗教概念」  – 氣多雅子 PDF
  • 「種の論理」論争をめぐって ――高橋里美、務台理作再考 - 合田正人 PDF
  • 循環し、競合する概念 ――プラセンジット・デュアラ「対話的超越」と鈴木大拙  – 中島隆博 PDF
  • 「大西祝と和辻哲郎における忠孝概念」 – 志野好伸PDF
  • 行為的直観と形式的現象学(Transformative Phänomenologie)  ――西田哲学の将来を考える - ロルフ・エルバーフェルト PDF
  • 「名」と「実存」 ――九鬼周造を巡る一考察  – 上原麻有子 PDF
  • メディア哲学としての京都学派  – ファビアン・シェーファー PDF

第13号

目次

  • 西田幾多郎と田中美知太郎 ――日本哲学とギリシア哲学の協働のために  – 納富信留 PDF
  • 南原繁の政治哲学とその射程 – 芦名定道 PDF
  • 井筒俊彦の意識哲学における言葉と芸術 – 廖欽彬 PDF
  • 「人間の学」から「倫理の学」へ ――和辻哲郎の「倫理学」体系の形成過程 – 服部圭祐 PDF
  • 哲学者・杉本耕一氏との対話 – 名和達宣 PDF

第12号

目次

  • 西田の思考と日本語の問題 – 小林敏明 PDF
  • 西田の「個物と個物との相互限定」をめぐって – 氣多雅子 PDF
  • 母性保護論争のフェニスト現象学からの解釈(1) – 河野哲也 PDF
  • 「応答の心が交差する小径」としての<感応道交> -道元のフェミニズム的解釈- – ラルフ・ミュラー PDF
  • 種の自己否定性と「切断」の概念 – 竹花洋佑 PDF
  • 西田幾多郎と久松真一における救済の問題 – 小島千鶴 PDF
  • 西田幾多郎のフィードラー受容とリップスの「感情移入」説 – 八坂哲弘 PDF

 


第11号 《藤田正勝教授・日本哲学史専修退職記念号》

目次

  • 「凍れる音楽」と「天空の音楽」 – 藤田正勝 PDF
  • 藤田さんのこと – 福谷茂 PDF
  • 西田幾多郎とセーレン・キェルケゴール --「実践哲学序論」の一考察 – 氣多雅子 PDF
  • 「種の論理」と「社会的なもの」の問い ――田辺、ベルクソン、フランス社会学派―― – 杉村靖彦 PDF
  • 大拙禅における主体性の問題 ――日本哲学からの発信の試み―― – 水野友晴 PDF
  • 明治日本における宗教哲学の形成と哲学者の宗教的関心 ――清沢満之を中心に―― – 杉本耕一 PDF
  • 『善の研究』における「哲学的思想」とその方法 – 城阪真治 PDF
  • 思慮分別はなぜ純粋経験ではないのか – 日髙明 PDF
  • 志向的意識と場所的意識 – 満原健 PDF
  • 形成期西田哲学とヴィンデルバントの共有地 ――意志的なものというスローガンと文化主義をめぐって―― – 中嶋優太 PDF
  • 二つの行為の哲学 ――西田・田辺論争をめぐって―― – 太田裕信 PDF
  • 西田における「アプリオリ」概念 – 石原悠子 PDF
  • 前近代の日本思想と日本哲学の境界 ――デューイ、フッサール、パトチカを手がかりに―― – ダニエル・バーク PDF

  第10号 特集・間文化(跨文化)という視点から見た東アジアの哲学

目次

  • 西田幾多郎の哲学 ――トランスカルチュラル哲学運動とその可能性…張政遠 PDF
  • 西田幾多郎とT・H・ グリーン ――トランス・カルチュラル哲学の視点から―…林永強 PDF
  • 哲学と宗教の間 ――唐君毅と西谷啓治における近代性をめぐる思索…黄冠閔 PDF
  • 西田によるヘーゲル生成論批判の射程…熊谷征一郎 PDF
  • 場所の論理と直観 ――西田幾多郎『働くものから見るものへ』と『一般者の自覚的体系』…太田裕信 PDF
  • 九鬼周造における現象学と形而上学の交わりの問題…シモン・エベルソルト PDF

第9号

目次

西田幾多郎とT・H・グリーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行安 茂

澤口昭聿・中沢新一の多様体哲学について・・・・・・・・・・・・・・・・林 晋

  ――田辺哲学テキスト生成研究の試み(二)――

現代生命科学の発展と西田の生命論・・・・・・・・・・・・・・・・・・岡田 安弘

二重なる<絶対の他への内在的超越>・・・・・・・・・・・・・・ブレット・デービス
――西田の宗教哲学における他者論――

第8号

目次

和辻哲郎の戦後思想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高橋 文博

個性の円成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・田中 美子
――和辻哲郎「心敬の連歌論について」を読む――

「存在と無の同一」としての「生成」の意味をめぐって・・・・・・・熊谷 征一郎
――西田によるヘーゲル生成論批判の妥当性と意義――

≪書評≫ 井上克人著 『西田幾多郎と明治の精神』・・・・・・・・・・水野 友晴

第7号

目次

モナドロジーを創造的なものにすること・・・・・・・・・・・・・・・米山  優
――〈モナドロジックでポリフォニックな日本の哲学〉に向けて――

『マラルメ覚書』と「死の哲学」・・・・・・・・・・・・・・・・・・細谷 昌志
――田辺哲学の帰趨――

「数理哲学」としての種の論理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・林   晋
――田辺哲学テキスト生成研究の試み(一)――

西田哲学と儒教との「対話」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・呉  光輝

京都学派の仏教的宗教哲学から「倫理」へ・・・・・・・・・・・・・・杉本 耕一

第6号

目次

過去への眼差し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤  徹
――『硝子戸の中』の頃の夏目漱石――

翻訳と近代日本哲学の接点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上原麻有子

下村寅太郎の科学的認識論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・城阪 真治
――表現作用としての「実験的認識」について――

中期西田哲学における質料概念の意義・・・・・・・・・・・・・・・・日高  明

西田における形の生命論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・濱  太郎

第5号 

目次

西谷啓治における「科学と宗教」の現代的意義・・・・・・・・・・・・岡田 安弘
――生命科学の危機的な諸問題を前にして――

西田幾多郎の宗教的世界の論理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・黄  文宏
――新儒家の宗教観との比較を兼ねて――

西谷における自他関係の問題・・・・・・・・・・・・・・・・シルヴァン・イザク

西田哲学批判としての「種の論理」の意義・・・・・・・・・・・・・・守津  隆

「絶対無」としての「絶対的生」とは何か・・・・・・・・ダニエラ・ヴァルトマン
――ミシェル・アンリと仏教あるいは田辺元との対話――

第4号

目次

哲学と日本思想史研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・清水 正之
――和辻哲郎の解釈学と現象学のあいだ――

西田哲学の国家論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤田 正勝

歴史的世界における制作の立場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・杉本 耕一
――後期西田哲学の経験的基盤――

コケムシから哲学まで・・・・・・・・・・・・ジェラルド・クリントン・ゴダール
――近代日本の「進化論・生物学の哲学」の先駆者としての丘浅次郎――

≪書評≫藤田正勝著『西田幾多郎――生きることと哲学』・・・・・・・高坂 史朗

第3号

目次

アウグスティヌスと西田幾多郎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・片柳 榮一

西谷啓治・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・林  鎮国
――空と歴史的意識をめぐって――

日本思想における二重言語的空間・・・・・・・・・・・・・・・・・・岡田 勝明
――西田幾多郎の場合――

真の自己の否定性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ステフェン・デル
――上田閑照の「自己ならざる自己」の現象学――

第2号

目次

日本語の七層と現象学的優位・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・平田 俊博
――日本語で哲学する――(前)

臨生する精神・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・古東 哲明
――日本人の他界観――

美的生活の可能性と限界・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宮野真生子
――柳宗悦「第三の道」とは何か――

西田哲学と歴史・国家の問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤田 正勝

第1号

目次

和辻哲郎「風土」論の可能性と問題性・・・・・・・・・・・・・・・・・藤田 正勝

幻視された「自己」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤  徹

退歩と邂逅――西洋哲学から思索的対話へ・・・・・・・・・・ブレット・デービス

西田哲学の「転回」と「歴史哲学」の成立・・・・・・・・・・・・・・・・杉本 耕一

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